「銭の戦争」「嘘の戦争」に続く戦争シリーズ第3弾。
大切な息子が被害者となった事件をもみ消すよう指示された議員秘書の鷲津。
仕えてきた大臣からの裏切りを機に、鷲津は権力を振りかざし弱きものを踏みつける政治家たちへの復讐を誓います。
草彅剛の圧巻の演技と、本田博太郎のコミカルな立振る舞いに注目です!
ここでは「罠の戦争」第1話のネタバレと感想をご紹介します。
全話のあらすじまとめ
ドラマ「罠の戦争」全話あらすじ・ネタバレまとめ|原作は韓国ドラマ?主題歌はなし?
\「銭の戦争」「嘘の戦争」はカンテレドーガで配信中(2023年1月12日現在)/
「罠の戦争」第1話のあらすじとネタバレ
鷲津は父としても、秘書としても合格点
鷲津亨(草彅剛)は、妻 可南子(井川遥)と中学生の息子 泰生(白鳥晴都)の3人暮らし。
約20年前勤めていた会社が倒産し、母親は余命わずかで、絶望の淵にいたときに手を差し伸べてくれた犬飼議員(本田博太郎)の第一秘書を務めている鷲津。
犬飼は会食の数は党内トップ、付き合いの良さと得意の土下座で、今回大臣にまで上り詰めたのだった。
一度会ったら絶対忘れない鷲津の能力も一翼を担っている。
女性蔑視と受け取られる犬飼の失言が問題になっている最中、大臣就任後初のパーティが開かれる。
鷲津はパーティの最中に泰生の事故を聞かされる
蛯沢にパーティを見学していくよう勧める鷲津
パーティは大盛況。鷲津は急遽の変更や、不審者の対応に大忙しだ。
場違いな青年 蛯沢(杉野遥亮)に声をかけた鷲津は、蛯沢が履歴書を持っていることを知ると、パーティを見学していくよう勧めるのだった。
泰生がケガで病院に運ばれたと可南子から電話が入る
パーティの最中に、可南子から電話が複数回入る。
ようやく電話に出て泰生がケガをしたと知った鷲津だったが、総理大臣 竜崎(高橋克典)や幹事長 鶴巻(岸部一徳)が会場に到着し、とても抜け出せる状態ではなかった。
下校途中、泰生は何者かに突き落とされた!
パーティが終わると同時に、鷲津は病院へ急ぐ。
手術が終わり、頭を打って危険な状態だという可南子。
救急車を呼んでくれた通りがかりの人が「歩道橋から突き落とされたと言っていた」と警察から聞いた可南子は、涙ながらにそばにいてほしいと鷲津に訴える。
しかし鷲津は、可南子を励まし、仕事に戻るのだった。
俊介のお金にまつわるスキャンダルを聞かされる
翌朝、初出勤の蛯沢に鷲津は「秘書の秘は、秘密の秘」とだけ伝え、仕事を割り振った。
古い友人で衆議院議員の鷹野(小澤征悦)が鷲津を訪ねてくる。
犬飼大臣の息子 俊介(玉城裕規)が、地元の建設会社から不正な金を受け取っていたと週刊誌が嗅ぎまわっているとのことだった。
いまだICUで治療を受ける泰生はいつ意識が戻るかわからず
事故と事件の両面で捜査中
鷲津が仕事終わりに病院へ向かうと、捜査員2人と可南子が話をしていた。
事故と事件の両面で捜査しているという捜査員に、防犯カメラの有無を確認するも「捜査中です」と煮え切らない返事しか返ってこない。
障害が残るかもしれないという医師の見解
頭を強く打ち、脳から出血していることで、いつ意識が戻るかわからないと可南子は医師から説明を受けていた。
障害が残るかもしれないと可南子は涙を流すのだった。
犬飼は事故だったことにしてほしいと鷲津を脅迫する
犬飼が泰生の見舞いにやってくる
病院のエントランスで鷲津と可南子が話していると、犬飼がやってくる。
犬飼に泰生の事故を報告していなかった鷲津は驚く。
籠盛りのフルーツとお見舞金を渡した犬飼は、今後は最大限協力するというのだった。
横領をでっち上げ、脅迫する犬飼
犬飼は鷲津を個別に外へ呼び出す。
そこで犬飼は、泰生は不幸な事故だったということにしてほしいと鷲津に迫る。
そして鷲津が建設会社から裏で300万円受け取っていたという疑惑をでっち上げ「横領で訴えられるか、秘書を続けるか」と迫るのだった。
犬飼は、事故ということにしてほしいと土下座する
横領の噂がたてば、他の議員のもとで秘書として働くこともできなくなる。
これから泰生の治療費で莫大なお金が必要なのに失業してもいいのかと、鷲津を脅迫する犬飼。
ついには「泰生は事故だったと言ってくれ」と土下座をする犬飼だった。
しぶしぶ承諾する鷲津
土下座する犬飼を鷲津は見下ろしながら「わかりました」と静かに答える。
これからも頼りにしていると言い残して、犬飼は満足げに去っていった。
その一部始終を可南子は離れたところから見ていたのだった。
復讐を誓う鷲津と可南子
一件落着と胸をなでおろす犬飼と虻川
鷲津との話を終えた犬飼は、虻川の待つ車へ乗り込む。
うまくいったと満足げな犬飼に、「鷲津なんてちょろい」と虻川。
鷲津と可南子は、犬飼をズタズタにしてやると決意する
可南子は、無理な要求をのむのなら一緒にいられないと、鷲津に離婚を申し出る。
しかし、あいつらに思い知らせてやると誓う鷲津を前に、どんなリスクがあっても2人で戦おうと可南子も決意するのだった。
日常的なハラスメントを週刊誌にリーク!
虻川から日常的なパワハラを受けるも、泣き寝入りの蛍原
議員事務所では、経費で認められない領収書を指摘された虻川が、蛍原の肩をつかみ暴言を吐いていた。
その様子を見ていた蛯沢は抗議したほうがいいと提案するが、蛍原は難色を示す。
マスコミにリークしてもどうせ潰されると蛍原はうなだれ、辞め時かなとつぶやく。
蛍原と蛯沢の会話を立ち聞きしていた鷲津は、決断するにはまだ早いと割って入り「弱い奴には弱いなりの戦い方がある」と不敵に笑うのだった。
蛍原は虻川を挑発する
蛍原は議員会館廊下に虻川を呼び出す。
そこで、蛍原は今までのハラスメントについて謝罪をしてほしいと挑発すると、虻川は蛍原を壁に押しつけ、お前はクビだ!と詰め寄る。
そこへタイミングよく鴨井が現れ「とても不愉快だ」と一喝し、犬飼に報告すると告げた。
その様子を週刊誌記者 熊谷(宮澤エマ)が柱の陰からカメラを向けるのだった。
すべては鷲津の策略
鷲津は事前に虻川のパワハラを熊谷にリークし、スクープを撮るよう仕向けていた。
そして、鴨井が議員会館に到着する時間に合わせて虻川を呼び出すよう、蛍原に指示をしていたのだった。
永田町の体質に不満をもつ3人が結託
鷲津は蛍原の待遇改善の約束を取り付ける
週刊誌に虻川のパワハラ報道が掲載された。
鶴巻から謝罪会見を開くよう指示された犬飼は、会見スピーチの原稿作成を鷲津に依頼する。
虻川は、犬飼に蛍原の策略だと抗議し、蛍原を解雇するように迫る。
鷲津が「今、蛍原を解雇すればさらに騒ぎは大きくなる」と伝えると、犬飼は即座に蛍原の待遇改善を約束したのだった。
鷲津は蛍原と蛯沢に犬飼への復讐の協力を依頼する
鷲津は定食屋で、泰生の事件について犬飼に脅されたことを蛍原と蛯沢に告白する。
「あいつらを潰したい」と決意を語り、力を貸してほしいとお願いする鷲津。
出会って間もない蛯沢にそこまで打ち明けてもいいのかと蛍原は心配する。
しかしパーティの時生卵を2つ持ち込む蛯沢を見ていた鷲津は、蛯沢にも何か事情があるのだろうと推測しそれ以上追求することはなかった。
謝罪会見は波乱に終わる
鷲津は部会への代理出席があるため、虻川と蛯沢が謝罪会見の帯同をすることに。
そして、鷲津は会見スピーチを虻川に手渡した。
差し替えられた原稿を読み上げ、会見会場は大炎上
謝罪会見が始まり、犬飼はスピーチ原稿の通り読みだす。
「報道のハラスメントは事実無根。被害者気取りの女が・・・」
と読み上げたところで、記者たちがざわめく。
スピーチ原稿は、鷲津が直前にすり替えた不適切なものだった。
熊谷から追及を受ける犬飼は追い詰められ、ついに「生意気な口をきくな!」と逆切れ。
会場から逃げようとする犬飼に記者たちが詰め寄る様子を、鷲津は静かに見つめていた。
「罠の戦争」第1話 感想とレビュー
草彅剛の演技力が大爆発!
6年ぶりの民放連ドラ出演となる草彅剛さん。
この6年の間に映画や大河ドラマに出演もされていたこともあり、まったくブランクを感じない迫力ある演技でした。
間や、視線や、空気感。
セリフだけではない怒りの迫力に圧倒されました。
犬飼の発言が全部胸くそ悪い!!
常に強いものは弱いものを虐げ、弱いものは強いものに逆らえない構図。
泰生の命を粗末にし、自分の身分しか守れない大臣が、国民を守れるのでしょうか。
安っぽい土下座も、口先だけの心配も、はらわた煮えくりかえります。
弱い者のなりの戦い方で、コテンパンに復讐しちゃいましょう!
泰生を突き落とした犯人は誰?
早くもネット上では泰生の事件の犯人考察が始まっています。
泰生が下校で使ったバスの乗客が怪しい?
帽子をかぶったバスの乗客は、杉野くんに似てる?
犬飼のバカ息子が、パパに泣きついた?
もしや、竜崎総理が何か絡んでる?
事件もみ消しを頼んだ誰かが、犯人とつながっているのでしょうか。
「罠の戦争」第1話のネタバレと感想まとめ
第1話から見ごたえたっぷりな復讐劇。
スカッと鮮やかに決まって、スッキリ爽快でした。
クセ強大臣 犬飼の「わ!し!づっ!」もツボりました。
竜崎や鶴巻に転がされる犬飼の小者感は、絶妙~。
蛯沢の動向も気になりますね。
ハラハラしつつ、スカッとする展開に今後も期待したいです。
戦争シリーズファンの筆者にとっては、大杉蓮さんが出てこないのが、とてもさみしかったです。
復讐のゴングが鳴った「罠の戦争」第2話は、1月23日(月)よる10時から放送です。
次回のお話
全話のあらすじまとめ
ドラマ「罠の戦争」全話あらすじ・ネタバレまとめ|原作は韓国ドラマ?主題歌はなし?
\「銭の戦争」「嘘の戦争」はカンテレドーガで配信中(2023年1月12日現在)/