スポットが当たる登場人物が毎回変わる脚本が大好評の「Silent(サイレント)」。
今回スポットが当たるのは佐倉家。
想ママの愛と苦悩は見ていて苦しく、次第に想姉妹の関係もぎくしゃくしてしまいます。
そこで想パパ登場です!大黒柱の魅力があふれました。
想が見つけた新しい音楽の楽しみ方は、CDを手にした人の多くが感じたことのある感覚かもしれません。
ここでは「Silent(サイレント)」9話のネタバレあらすじ、感想をお伝えします。
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ドラマsilent(サイレント)全話のネタバレとあらすじ!
silent第9話のあらすじとネタバレ
~回想~高校卒業後、次第に耳が聞こえにくくなっていく想
想は今までの友人関係をすべて断つ
大学生の想(目黒蓮)は、紬(川口春奈)と実家近くの公園で会い、そして別れを決意した。
実家に戻ると、母 律子(篠原涼子)が想の異変に気付き、心配そうに声をかける。
想は大学の寮に戻る準備をしながら、耳が聞こえづらくなっていることは誰にも言わないでほしいと律子に告げる。
力になってくれる人もいるのではという律子に、想は何度も「絶対誰にも言わないで」と念を押すのだった。
想ばかり心配する律子に、華は不満を募らせていく
補聴器の調子が悪いため想のアパートに向かう準備をしている律子は、姉 華(石川恋)からの「電池どこ?」という簡単な質問にもきちんと答えられる余裕がない。
そんな母の姿に、華はいら立ちを募らせていた。
部活を辞めざるを得なくなった想に、律子はデフサッカーを進めるが、想は「耳はまだ聞こえるから」と拒絶するのだった。
想はついに自分の声が聞こえなくなり、絶望する
年始に帰省した想だったが、補聴器の調子が悪いのか機嫌がよくない。
接し方が分からず、想をそっとしておく家族。
しかし萌はそんな家族の態度にいら立ちを感じ、「みんなより手話できるし!」といって想の部屋へ行こうとする。
すると突然想の部屋から、大きな音が響いた。
リビングにいた家族は驚き、想の部屋に駆け付けると、部屋にはCDが散乱していた。
iPodから何も聞こえず、イヤホンが壊れたのかも知れないと震える想。
律子は「大丈夫」と想を励まし続ける。
こっちが壊れたのかなと自分の耳を指し「さっきからずっとしゃべってるつもりだけど、声出てないよね」と想は苦しそうに号泣した。
父 隆司(利重剛)は放心状態の律子をリビングに戻し、泣きじゃくる想のそばで何も言わずそっと寄り添うのだった。
華は、もし自分の子どもにも障がいがあったらと不安になる
律子と萌(桜田ひより)は、華の妊婦検診に付き添っていた。
想の病気が遺伝性なら、自身の子どもにも発症する可能性があるのではないかと律子に詰め寄る華。
自分のせいで子どもが難聴になったらと不安になる華に、律子は「自分のことばかり言わないで、想のことも考えなさい」と怒鳴りつけた。
すると華は「お母さんにとっては想が子どもで、私にとってはこの子のことが一番心配だ」と強く反論する。
そして想のことで頭がいっぱいの律子に「私と萌もお母さんの子どもだよ」と怒りをあらわにしたのだった。
想が母と向き合うことで、佐倉家に笑顔が戻っていく
想が湊斗と笑顔で話す姿に安心する律子
湊斗(鈴鹿央士)は探し物をするため、実家を訪れていた。
想も偶然実家にいることを知り、近くの河原で会うことにする。
河原を通りかかった律子は、湊斗と笑顔で話す想の姿を見つけ、ほっと胸をなでおろすのだった。
紬から想への8年前のメッセージはようやく想の元へ
湊斗は、小さなメモを想に返した。
それは、高校時代湊斗が想から借りたCDに挟んであった、紬から想にあてたメモ。
湊斗は「返すのが遅くなってごめん」と謝り、想は照れくさそうに笑うのだった。
友だちとも母親とも、逃げずにきちんと話せば分かり合える
帰ってきた想に律子は、萌が湊斗に病気のことをうっかり話してしまったことを謝った。
想は、律子に向かい合うようにソファに座り、湊斗が高校時代の部活仲間とのサッカーに誘い出してくれることを話す。
病気のことを知られたらつらい思いをさせると思っていたが、もっとつらい思いをさせていたことを、話してやっとわかった。
話せなくなると思っていたことが、勘違いだった。
想はそういうと、お母さんに対しても同じだという。
「何か話すと心配をかけるから「大丈夫」と逃げてきた」と想は打ち明ける。
律子は、「親になんでも話す必要はない。困ったとき思い出して相談してくれればいい」と答えた。
そして「心配されるの嫌だろうけど、心配はする」と律子がいうと、想と2人笑いあったのだった。
3兄妹のわだかまりが解け、笑顔が戻っていく
萌が保護していたCDを、想の部屋に戻す萌と想。
そこに華も加わり、にぎやかに話す。
CDケースが割れているからと、萌の手を心配する想と華に、萌は反発。
大量のCDの中に華が貸していたCDが見つかり、返してほしいと訴える華に、これはお兄ちゃんの!という萌。
漏れ聞こえてくる3兄妹の笑い声を聞く律子と隆司は、3人が幼かったころを懐かしむのだった。
実家から帰ってきた想は明るく楽し気だ
早速想は新しいCDを買いにくる
実家から東京に戻った想は、紬のアルバイト先のCDショップに向かう。
スピッツのCDを手にレジに並ぶと、紬が応対をする。
紬は同じCDを持っているため「買う?貸そうか?」というが、手元に置いておきたいと想は答える。
紬は「記憶全部なくしてまた1から読みたい」と、まだ歌詞を知らない想をうらやましく思うのだった。
どの歌詞がよかった?と尋ねる想に「ぜーんぶ!」と紬は笑顔で答えた。
想は高校時代のように明るく冗談を言うように
紬の仕事終わりを店裏で待っていた想は、買ったCDの歌詞カードを真剣に読んでいた。
「どの歌詞がよかった?」との紬の問いに「ぜんぶかな」と想は答える。
そして紬が「実家でいい事あった?いい顔してるよ」というと、想は「顔がいいのは元々だから」と冗談ぽく笑うのだった。
想からのお願いは「好きなCD貸して」
想は、湊から返ってきたメモをちらつかせる。
メモは湊斗が捨てたと思っていた紬は、驚き慌てる。
恥ずかしいから捨ててほしいと懇願する紬に、「お願い聞いてくれたらあげる」と想は答え、好きなCDを貸してほしいといった。
紬は「貸したいCDいっぱいある」と答え「返して」というが、想は「やだ」といい紬の手をかわすのだった。
湊斗は月を見て「晴れている」と表現したが、それは想の言葉だった
高校時代のチームメイトの拓実(井上祐貴)と居酒屋に来ていた湊斗。
その帰り、湊斗は夜空を見上げて「晴れてるね~」としみじみする。
「それうざいよ」という拓実に、湊斗は「想がよく言ってたんだよね」と答えたのだった。
約束していた場所へ一緒に行こうと、再度約束をした紬と想
想が夜空を見上げて「晴れてるね~」と手話でいうと、紬は「仲いいな~」とつぶやく。
紬は月が出ている空を「晴れてる」と表現した湊斗を思い出し、その共通点に友情を感じていた。
大学生になったら一緒に行こうと約束していた場所へ、今度行こうと紬は想を誘う。
「正社員になるの?」と聞く想に紬は「『ずっと』バイトじゃ不安だから」と手話で答えるが、『ずっと』の角度が間違っている。
想は紬の手をつかみ、正しい『ずっと』を教えた。
不意の距離感に照れる紬は、確認するように何度も『ずっと』というのだった。
silent第9話みんなの感想とレビュー
silent9話の感想
目黒蓮の可愛さに萌ーーーー!
母親との大切な会話の中での「逃げる」という手話の時の目黒蓮。
妹の萌を褒めながら、「頭わしゃわしゃ」する目黒蓮。
「顔がいいのは元々」という時の目黒蓮。
目黒蓮の可愛さ・愛嬌が爆発してました。
想の8年間は、想ママの8年間で、佐倉家の8年間。
想の遺伝性の病気をきっかけに想ママの親心は罪悪感となり、過干渉になり、兄妹のわだかまりを生んでしまいました。
作り笑いばかりだった想ママが、想との会話をきっかけに本来の明るくかわいい笑顔に変わっていく様が素敵でした。
そして、母が変われば家族も変わる。兄妹が以前のような関係に戻ってくれるのは、親として本当に幸せだろうな~。
CDの楽しみ方に懐かしさを感じる視聴者続出!
サブスクでお手軽に好きな曲だけを再生できる現代だけど、一昔前はCDが主流。
落としたら割れてしまうケースや、指紋がつかないように側面を持つ指。
何度も読み返す歌詞カードと、個性あふれるデザイン、質感。
授業中に覚えたばかりの歌詞をノートに書きだしたり。
勇気を振り絞って好きな人に借りたCDを、返す時また話せるとドキドキした夜。
平成を懐かしむ声で溢れました。
silent9話みんなの感想
silent第9話のネタバレと感想まとめ
ユーモアがあって、口数は少なくても温かく見守っていてくれて、いざという時は頼りになる!
そんな想パパの魅力が存分に詰まった第9話でした。
月の見える夜空に「晴れてるね」というのは想から始まって、湊斗に引き継がれ、そんな湊斗が好きだった紬。
やっぱり想の感性が紬にはドンピシャなんですね。
湊斗、ドンマイ!
残すところあと2話!次週の「Silent(サイレント)」第10話は12月15日(木)よる10時から放送です。お見逃しなく!!
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ドラマ「silent」8話のネタバレ・あらすじと感想!
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ドラマsilent(サイレント)全話のネタバレとあらすじ!