12月7日(水)にドラマ「ファーストペンギン」の最終話が放送されました。
第9話では波佐間の口車に乗り、外国資本に浜を売り渡してしまった和佳。
絶体絶命の危機に、「あと1話で収まるの!?」と疑問を抱いた人も多いのではないでしょうか?
最終話では波佐間との決着。そして以前さんしに“針”を送り込んだ辰海が再登場。
強すぎる敵を前に、和佳が下した決断に涙すること間違いなしです!
ここでは「ファーストペンギン」最終話のあらすじネタバレと感想を紹介します。
全話のネタバレまとめ
ドラマ ファーストペンギン 全話ネタバレとあらすじまとめ
出演キャストまとめ
ドラマ ファーストペンギンのキャスト相関図一覧・プロフィールまとめ
ファーストペンギン最終話のあらすじとネタバレ
契約をなかったことにするため、全船団を説得
岩崎和佳(奈緒)は、浜全体を外国資本に売り渡してしまったと片岡洋(堤真一)に報告。
この話をなかったことにするには、浜の全船団が波佐間成志(小西遼生)の仲介で締結した神饌オーガニクスとの契約を破棄しなければならない。
さんし船団丸の漁師たちは他の船団の面々に契約を白紙に戻すよう説得するため、動き出す。
杉浦にも協力を仰ぐ
片岡たちの説得で他の船団の漁師たちも皆、契約破棄に同意。
だが契約書を確認すると、船団側から破棄できないことが判明する。
和佳はメリットをなくすことで向こう側から契約解除に合意してもらえるようにできないか検討することに。
そこで、漁協の組合長・杉浦久光(梅沢富美男)にも一緒に闘ってくれるよう頼み込む。
いがみ合っていた和佳と杉浦だったが、浜を守りたい気持ちは同じ。
杉浦も協力してくれて「契約解除を受け入れられないようなら漁に出ない」という旨の文書を神饌オーガニクスに送るのだった。
波佐間との問題が解決
文書を受け取った神饌オーガニクスは、事の責任を波佐間に求める。
慌てた波佐間は浜尻公平(高杉亘)たちを丸め込み、さんし以外の船団で“浜の一企業化”を進めようと画策。
説得力のある波佐間の言い分に、他の船団長たちは寝返りそうになるが……。
だがその矢先、神饌オーガニクスからFAXが!
そこには「望みどおり契約解除をこちらから願い出る」と書かれてあった。
さらに波佐間の携帯にも「プロジェクトから手を引くことにした」とFAXの内容を裏付ける連絡が入る。
これにはさすがの波佐間も為すすべなく、神饌オーガニクスとの件は白紙に戻ったのだった。
問題解決の背景には、辰海が絡んでいた
事がうまく行った背景に、誰かが裏で手を引いていると悟った和佳。
農林水産省の溝口静(松本若菜)からは、元議員で汐ヶ崎の有力者・辰海一郎太(泉谷しげる)が怪しいと告げられる。
お魚ボックスをやめさせようとする辰海は、さんしに資金援助をする神饌オーガニクスを警戒していた。
そこで神饌オーガニクスに接触し、汐ヶ崎から手を引かないと業務を停止すると言って脅しをかけたのだった。
辰海からの圧力にも屈しない和佳
翌日、杉浦とともに辰海の邸宅に呼び出された和佳。
そこでお魚ボックスをやめるよう迫られるが、和佳は「ボックスをやめることは日本の漁業にならない!」と言って拒否。
辰海は「それらなばさんしに廃業してもらうしかない」と脅し、和佳が外資系企業に浜を売り渡そうとしたことを責め立てる。
だが和佳は屈せず、問題が起きた要因はそちら側に責任があると反論。
上の立場の人が無策だから自分も波佐間もこんな方法を考えるしかないのだと訴える。
和佳を守るために土下座する杉浦
激高する辰海を前に、杉浦は持ってきていたボイスレコーダーを再生。
そこには辰海がさんしに“針”を送ったこと、その直後に漁協に貸しはがしを指示したという内容が録音されていた。
それでも言い逃れようとする辰海に、杉浦は土下座。
「この子の考えは間違っていません!今後の水産のことを考えるなら、ボックスをやることを許してやって下さい!」
和佳の決断
杉浦の熱意ある後押しを受けた和佳は、辰海に申し出る。
「ボックスは残す。でも、私は水産の世界から去る。これでどうでしょう」
浜を去ることで良からぬものを連れて来たケジメをつけ、その上で水産の未来を担うものは残すという和佳。
和佳の覚悟を見た辰海は、申し出を受け入れてくれたのだった。
浜を去ることを漁師たちに報告
浜を去ることになった和佳だったが、漁師たちにそのことを言えずにいた。
だが永沢一希(鈴木伸之)に隠し事を見破られ、辰海との約束を話すことに。
和佳を引き留めたい片岡は「なら、ボックスやめるか?」と言い出す。
また何か新しい事業を始めればいいと提案し、他の漁師たちも同調。
漁師たちに活を入れる和佳!
その様子に和佳は「あんたら!バカなのか!」と思い切り叫び、怒涛の勢いで啖呵を切る。
だがひとしきり怒鳴りつけた後、涙と笑みを浮かべながら激励の言葉を投げかけた。
「ボックス続けてってよ。私、生まれてから一番頑張ったんだから。この先にはすごい景色があるはずだから、それを見せてよ。お願いします」
和佳の言葉に片岡は、号泣しながらも「もちのろんスケじゃあ!」と笑ってみせるのだった。
汐ヶ崎のその後
和佳が去ってから10年の間で、汐ヶ崎では様々なことがあった。
お魚ボックスは全国的に広がっていき、10船団に増えた。
琴平祐介(渡辺大知)はパートナーの林田楽(大貫勇輔)とともに病院を運営し、病院は大人気に。
永沢は、離婚して汐ヶ崎にやって来た元彼女・白峰アイナ(足立梨花)と結婚。
山中たくみ(上村侑)も仲買人の重森梨花(ファーストサマーウイカ)と結婚し、男の子を授かる。
辰海は他界。杉浦は安野茂(遠山俊也)にあとがまを譲っていた。
成長した進が片岡に会いに来る
10年後、さんし船団丸の事務所にいた片岡の元に、成長した和佳の息子・進(城桧吏)が会いに来る。
進は汐ヶ崎の高校に通うため、1人で移り住んできたのだと話す。
そして、和佳が今も精力的に動いており「海を変えるなら山から」と、今度は林業を始めようとしていること。
お魚ボックスの繁栄に喜んでいて、漁師たちに感謝していることを伝える。
片岡は「お母ちゃんに、これからも見ててくれって」と和佳への伝言を告げるのだった。
ファーストペンギン最終話みんなの感想とレビュー
ファーストペンギン最終話の感想
見ごたえのある最終回!
前回、既得権の問題から一気に国の安全保障の問題へとスケールアップし、本当にあと1話で解決するの!?という感じでした。
でも和佳の「正しいことをしている。自分は間違っていない」という信念がいつの間にか周りにも浸透し、解決へと力を貸してくれましたね。
波佐間、そして辰海という、最後まで気の抜けない強力な敵を前に、きっちりケジメをつける形で解決した和佳。
ここまででも怒涛の展開ですが、和佳が去った後の浜の10年間を一気に見せる場面は、駆け抜けるような爽快感がありましたね!
各キャラクターの魅力がぎゅぎゅっと詰まっていて、とても見応えがありました!
和佳を守る杉浦がカッコ良すぎ!
ずっとボックス事業の邪魔をしていた杉浦が、和佳のために男気を見せるシーンは胸熱でした!
まさかこの人に泣かされる日が来るとは……!
あんなにカッコ良い土下座、初めて見ました(笑)
浜を愛する組合長!本当に素敵でした!
1話の啖呵を切るシーンが再び!
第1話の、和佳が勢い良く啖呵を切るシーンを最終話でまた見られるとは思いませんでした。
台詞もシチュエーションも見事に再現されていて、良い意味で振り出しに戻ったような感覚です。
今までの出来事がフラッシュバックし、色々あったなぁと感慨深くなってしまいました。
台詞自体はほぼ一緒なのに、第1話では苛立ち、最終話では激励の言葉になっているのが凄いです!
船団を去った和佳ですが、これからまた新たな世界で、最高の景色をつかむためのファーストペンギンとなっていくのでしょう!
ファーストペンギン最終話みんなの感想
ファーストペンギン10話 最終回のネタバレと感想まとめ
未来を見据えた漁業の在り方を、一つの体験談を持って見せてくれた「ファーストペンギン」
SNSでは、早くも続編を希望する声があがっています(笑)
最終回のスピード感は勢いがありましたね!
現実的なテーマをテンポ良く、そして感動的に描き、勇気をもらえる素敵なドラマでした!
前回のお話
「ファーストペンギン」9話のネタバレ・あらすじと感想!
全話のネタバレまとめ
ドラマ ファーストペンギン 全話ネタバレとあらすじまとめ