大人気ドラマ「相棒21」第7話が、11月30日(水)夜9時から放送されました。
今回は、時効が迫った20年前の連続通り魔殺人事件!死亡した被害者のプライベートのことまで書き立てた報道がひどすぎて・・・。
事件から時が止まってしまっていた、被害者家族の苦悩に涙しました。
決して許すことができない犯人を、追い詰める右京(水谷豊)さんが、素敵すぎなので必見です!!
また、砂時計は「希望のシンボル」という右京さんの言葉に感動!ジーンとして目頭が熱くなりました。
この記事では、「相棒21」第7話のあらすじとネタバレ、感想をまとめています。
全話のネタバレはこちら
相棒Season21 ドラマ全話のネタバレとあらすじまとめ!見どころは
相棒21 第7話のあらすじとネタバレ
特命係に「連続通り魔殺人事件の犯人が動き出す」と告発文が届く
ある日、特命係に鈴木礼と名乗る者から「20年前の連続通り魔殺人事件の犯人はすぐそこにいる、近いうちにまた動き出す」という手紙が届いた。
その手紙に書かれた名前は偽名、住所はでたらめだった。
時効間近の通り魔事件に興味を持った右京は、相棒の薫とともに捜査を開始する。
連続通り魔殺人事件の捜査本部にいた伊丹に話を聞く
通り魔事件の被害者は7人。7人目の被害者は脳挫傷で死亡していた
特命係に、伊丹(川原和久)を呼び出した右京と薫。
それは当時、連続殺人事件の捜査本部にいたという伊丹に、話を聞くためだった。
20年前、都内各地で若い女性が背後から殴られ、所持品を奪われる事件が発生した。
通り魔事件の被害者は7人。7人目の被害者である中学3年生の富永沙織は、脳挫傷で死亡していた。
被疑者を特定できる物証は何一つ見つからなかった
伊丹は、被疑者を特定できる物証は何一つ見つからず、目撃情報もほとんどなかったと話す。
さらに、20年前は防犯カメラも少なかったため、映像証拠も残されていなかったと伊丹は当時を振り返る。
被害者は10代から20代、髪が長いすらりとした女性ばかりだと、被害者の特徴を述べる右京。
犯人に奪われたものは高価なものではない!7人目の被害者である沙織は、友人からもらった砂時計だった
さらに右京は、被害者全員が犯人に奪われた所持品は、高価なものではなかったことに着目。
亡くなった沙織に至っては、友人からもらった砂時計を持ち去られていた。
すると伊丹は、犯人はカネ目当て犯行ではないときっぱり言う。
そして「犯人は狩りの戦利品のつもりで、被害者の所持品を奪った。」と説明したのだった。
目撃証言は被害者の友人である一ノ瀬弘美のみ
薫は、被害者から決め手になるような証言は得られなかったのかと、伊丹に質問する。
はっきりとした目撃証言は、同級生の一ノ瀬弘美の証言だけだったと、答える伊丹。
弘美の証言によると、中肉中背の若い男、黒っぽいパーカーを着てフードを目深にかぶっていたという。
伊丹は深い溜め息をつき「このまま時効を迎えるのはやりきれねえ・・・。」と、無念でならない様子で言うのだった。
右京と薫は、7人目の被害者である沙織の家を訪れる
7人目の被害者である沙織の父は、2年前に亡くなり、母・瑞恵(根岸季衣)はひとり暮らしをしていた。
右京は、連続通り魔殺人事件のことが、書かれた告発文を瑞江に見せる。
すると、瑞江は心当たりがある様子で告発文を見つめる。
薫が心当たりがあるかと尋ねると、瑞恵は怒りを右京と薫にぶつけた。
瑞恵は、事件後の報道がひどかったことを明かす。
そして、被害者である沙織にも落ち度があったかのように書き立てられたと苦しそうに話す瑞恵。
「そっとしておいてください・・・」瑞恵は静かに言うのだった。
通り魔事件が発生!20年前の犯人なのか?
右京は20年前の通り魔事件事件と違う傾向だと指摘する
そんな中、夜道を歩いていた女性が、背後から追い越しざまに襲われるという通り魔事件が発生する。
伊丹たちは、捜査を開始。そこへ右京と薫がやってきて、捜査に加わろうとする。
右京は伊丹に、今回の犯人が20年前と同一人物だと思うかと質問。
20年前の通り魔事件と手口は同じだと伊丹は言うが・・・。
右京は、
- 30代後半、ショートカットの女性
- 奪われたのは、財布入りのバック
以上の点から、20年前の事件とは、違う傾向があることを指摘する。
発生から3日!今回の通り魔事件の犯人が逮捕された
事件発生から3日後に、今回の通り魔事件の犯人が逮捕された。
犯人の年齢は、25〜26歳ぐらいだと判明。
したがって、20年前の連続通り魔事件とは別人ということになる。
右京は小沼のデスクの上に置かれた砂時計を見つける
その頃、右京と薫は、警視庁総務部広報課・広聴係の小沼(鳥谷宏之)に会いに来ていた。
だが、小沼は体調不良で休んでいた。
小沼が、今朝は珍しく手紙を読んで、動揺していたと話す職員。
そんな時、小沼の机の上に、砂時計を見つけた右京。
机の上に置かれた砂時計は、最近、小沼が家から持ってきたらしい。
特命係に2通目の告発文が届く
小沼のデスクから特命係に帰った右京と薫。
特命係のデスクには、一通目と同じ差出人から送られた手紙が置かれていた。
「20年前の通り魔犯が12日の夜 再び罪を犯す」と2通目の手紙には書いてあった。
手紙を読んだ右京は、手紙の主は、犯人が再び事件を起こすように仕掛けていると推理した。
そして、右京は20年前の事件現場に、そして薫は瑞恵の家に急ぐのだった。
黒いフードの男の正体は、広聴係の小沼
夜道を歩く女に襲いかかる黒いフードの男性。その犯行を止めようとする瑞恵。
そこへ、右京が止めに入り、薫が犯人のフードを外した。
黒いフードの男の正体は、広聴係の小沼だった。
とぼけた小沼だったが、女は「私を待ち伏せてた」とはっきり言う。
吉崎弘美は20年前の通り魔事件の時、一緒にいた同級生だった
警察庁職員の健康管理をしている保健師の吉崎弘美(桜木梨奈)は、20年前の通り魔殺人事件の時、被害者と一緒にいた。
瑞恵は、男が弘美を狙っているのをみて、必死に止めたという。
弘美は小沼をみてすぐに犯人だと分かった
1ヶ月前、所轄から移動してきた小沼を見て、すぐに20年前の連続通り魔事件の犯人だと分かったという弘美。
しかし弘美は、自らの記憶だけでは証明することができないと思った。
そこで、特命係の右京なら動いてくれると思い、特命係に告発文を送ったのだ。
3日前の通り魔事件を利用!古沼を呼び出した
3日前の通り魔事件を利用しようと考えた弘美は、「今夜あの場所で待つ」と小沼を呼び出した。
小沼が犯人なら、そう書くだけで意味がわかるはずだと弘美は話す。
挑発してカッとさせる、障害の現行犯逮捕が目的!
「呼び出してどうしようと?」右京が質問すると、挑発してカッとさせるつもりだったと弘美は答える。
カッとなった小沼が自分に手を出せば、右京たちが傷害の現行犯で逮捕してくれると弘美は考えたのだ。
弘美は、おとり捜査とみなされないようギリギリ回避するために、今回のことを仕組んだ。
「どうしておばさんがあの場所に・・・」と言いかけた弘美と右京のもとに、薫がやってきた。
薫は、瑞恵の怪我が左手首の単純骨折だったことを、右京に報告する。
そして弘美に、「娘が死んだのはあなたのせいじゃない。もう自分を追い詰めないで。」という瑞恵の伝言を伝えるのだった。
忘れて生きるなんてそんな事できるはずがない・・・同級生を亡くした弘美の悲しみ
事件後、弘美はなぜ自分だけ生きているのだろうとずっと考えていた。
自分のせいで両親は言い争いが増えたという弘美。両親は弘美が高校生の時に離婚したため、吉崎に変わったのだった。
弘美は「忘れて生きるなんてそんな事できるはずがない・・・!」弘美は悲痛な思いを話した。
その時、薫は瑞恵の気持ちを弘美に告げる。
瑞恵は、弘美がずっと生きていることを苦しんできたのを知っていたのだ。
弘美は「私なんかどうなったってよかったのに・・・!」としゃくり上げて泣くのだった。
小沼が事情聴取を受ける
不審な手紙が届いたから真相を確かめるためにあの場所に行ったと主張する小沼
翌日、小沼は、伊丹らに事情聴取を受けていた。
不審な手紙が届いたから真相を確かめるために、あの場所に言ったと主張する小沼。
しかし、特命係と瑞江は、男が弘美を狙っていると思ったため、止めようとして飛びかかったと話しているらしい。
小沼は、曖昧な目撃証言だけで疑うとは、捜査一課は冤罪に加担するのかとまで言う。
事件の時に奪われた砂時計は、弘美とおそろいだった
弘美の私物の砂時計を小沼に見せると小沼のものかと右京は質問した。
小沼は自分のものだと思ったが、実は弘美の私物だった。
右京は、沙織にプレゼントした砂時計は、20年前の通り魔に奪われたことを持ち出す。
さらに、弘美の砂時計と小沼の砂時計は、おそろいだと右京は告げる。
そこで、小沼は量産品を持っているだけで犯人にするのかと言い出す。
砂時計のフレームの継ぎ目にある砂が、20年前の事件現場にあった砂
右京は、鑑識で調べてもらった結果、被害者の指紋は出なかったという。
しかし、砂時計のフレームの継ぎ目にある砂が、20年前の犯行現場にあった砂だった。
小沼は、そんな砂どこでもあるだろう!同じ砂なんてどうして言えるんだと叫んだ。
施工会社に問い合わせた薫は、あのときの珪砂はオーストラリア産で、ごく短期間しか使われていなかったと告げる。
「あの時現場にあった砂と全く同じものが、たまたまどこかでついたなどという言い訳が通ると思いますか!?」と右京は厳しい口調で言うのだった。
弘美は訓告処分を受けたが、健康管理本部で働けることになった
弘美は、行き過ぎた行動があったと訓告処分を受けたが、また健康管理本部で働けることになった。
そう右京と薫に報告すると、弘美は深々とお辞儀をし、お礼を言う。
沙織に犯人が捕まったと報告した弘美
弘美は、沙織に20年かかったけど犯人が捕まったと報告してきたという。
瑞恵は、連続通り魔殺人事件から時間が止まっていたと話す。
「もう前に進みましょうね・・・」と瑞恵は弘美に優しく声をかけた。
弘美は少しだけ肩の力がぬけた気がすると右京と薫に伝えた。
砂時計は希望のシンボル
先日の面談の時に、砂時計は死のシンボルという話になったが、逆の意味もあると右京は語る。
砂時計を取り出した右京は、弘美の手に砂時計を置き「ひっくり返せば、時はまた流れ出します」と伝える。
そして、何度もやり直すことができるという希望の象徴でもあると右京は語るのだった。
相棒21 第7話みんなの感想とレビュー
相棒21 の7話感想
連続通り魔殺人事件の被害者が死亡!悲しすぎる事件だった
今回の相棒は、20年前の連続通り魔殺人事件の7人目の被害者が脳挫傷で死亡という悲しすぎる事件でした。
それだけではなく、娘のことをあることないことを報道された母親の苦悩を考えると胸が痛くなりました。被害者家族の苦しみが、沙織の母の言葉でひしひしと感じられました。
右京さんが犯人を追い込んでいくシーンでの大声が、犯人を許さない気持ちが伝わってきてうるっとときた!
いつも右京さんはあまり大きな声を出さないと思うのですが、犯人を追い込むシーンでの「・・・言い訳が通ると思いますか!?」右京さんの犯人を許さないという強い気持ちが伝わってきてうるっときました。
友人を通り魔事件で亡くした弘美の辛さもわかる・・・。
友人を通り魔事件で亡くした弘美は、20年間ずっと時間が止まってしまっていたようですね。
「忘れて生きるなんてそんな事できるはずがない」と弘美は言い、犯人が捕まれば自分はどうなってもよかったというシーンは辛すぎます・・・。
沙織の母の言葉に涙!涙・・・。
犯人が捕まったことを沙織に伝えてきた弘美に、瑞恵は「沙織の夢まで背負って生きてくれてありがとう・・・でも、もう前に進みましょうね」と声をかけるシーン。犯人が捕まって本当に良かったと思い、瑞恵の言葉に涙が止まりませんでした!
相棒21 の7話みんなの感想
相棒21 第7話のネタバレと感想まとめ
今回の「相棒21」第7話の通り魔事件の犯人は、警察庁の広聴係の男でした。
時効間近まで犯人は捕まらずにいたわけですから、恐ろしいと同時に許すことができません。
右京さんが砂時計のことを語るシーン!「何度でもやり直すことができるという希望の象徴でもあるんです」の言葉に感動し、目頭が熱くなりました。
第7話は、ハンカチ必須の回でした。
次回の第8話「コイノイタミ」は、あの伊丹刑事がまさか夫も子もいる女性に恋!?伊丹刑事はなぜ容疑者の家に押し入ったのかという、すご〜く気になる内容です。
「相棒21」第8話は、12月7日(水)夜9時から放送されます。どうぞお見逃しなく!!
全話のネタバレはこちら
相棒Season21 ドラマ全話のネタバレとあらすじまとめ